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執筆者の写真Hiromi

アーユルヴェーダでできること

水無月になりました。今年はいつもより寒い日が多かった北海道の春。ようやく太陽の暖かさを感じられる時間が多くなりそうです。なかなか自由に動き回れる状況ではありませんが、今できる範囲内で初夏の自然を満喫できたらと思います。


私はプライベートサロンでアーユルヴェーダのトリートメントや講座、そしてヨガをセラピーとしてお伝えする活動をしています。


アーユルヴェーダを学び始めたきっかけはヨガからでした。そしてヨガを始めたきっかけはぎっくり腰になった事からでした🙈


当時飼ってた犬(11kgのボストンテリア)を抱き上げようとした時にやっちゃったんです。きっと不安定な姿勢だったんでしょうね。それで「これってそもそも運動不足が原因かも? 何かからだに良いことをしなきゃ。」と思ってヨガを始めたんです。


で、ヨガをやってみたら楽しくて、気持ちが良くて、何よりリラックスできて、こころが穏やかになって、「身体の変化とこころ変化が一緒にやってきた」みたいな感じでした。


そこからたくさんの気付きが起こったけど、さらなる変化はアーユルヴェーダに出会って起こりました。


当時の私は活動過多で不安定で外側からの刺激を求めてばかりで落ち着きがなく、イライラしがち。月経周期によって心もからだも上がったり下がったりの忙しい状態でした。


大人になって思い出してみても私は小さい頃からリラックスが苦手だったんです。布団の上で大の字になって寝られなかったし(パジャマのシワが皮膚に当たる感触が嫌できれいに整えてから仰向けで”気をつけ”の姿勢&長い髪が後頭部でグチャグチャになるのも嫌で全部上の方へかきあげてから寝てました🙈)。


ヨガを始めてからもずっと本当の意味でリラックスできていなくて、背中や肩の力が抜けない過緊張のからだだったようです。自分では緩めているつもりだったけど、ある時鍼の先生が私の腕に触れて言いました。「なんでこんなに緊張してるの?」って。ショックだったなー🙈


こうした自律神経系の不随意の反応って、自分ではどうしようもないものです。からだは自動的に何らかの反応を起こし自己を守ろうとするものだから心とは裏腹なことが瞬時に起こります。いくらからだの使い方や解剖学や心理学を学んでも、この反応は私たちにはどうすることもできません。


いったい何から守ろうとして私のからだは緊張という反応を起こしていたのでしょう。


アーユルヴェーダを学んでいくことで私に起きた大きな変化がここに繋がるんです。それは、「自分を知る」ということ。そして「認識を変えていく」ということ。


ヨガもアーユルヴェーダも自分を知るツールです。そして、アーユルヴェーダは自分の生まれ持った性質や、住んでる場所や仕事や年齢、食生活などのライフスタイルで日々変化していく「私」について良く観察し、そこにアーユルヴェーダの理論を取り入れることで、より快適に、健康に生きていけるようになる便利なツールです。


アーユルヴェーダではドーシャというヴァータ、ピッタ、カパの3つのエネルギーがあり、それらが個人の中でどのようにバランスしているかによって、ヴァータ体質、カパ体質、ヴァータ・ピッタ体質など全部で7つの体質に分けられると考えます。


「分けられる」といっても30%がヴァータで、70%がカパというようにきれいに分けられるものではないし、個が生まれつき持っているドーシャのバランスは一生変わることがない(プラクリティ)けれど、3つのドーシャは季節や食事やライフスタイルなどによって変動するという性質があるため、日々自分の中でどのドーシャが優勢になっているのかを観察していく必要があります。


自分本来のドーシャバランスから離れてしまうことで様々な不調は起こります。

離れてしまうことは不安や緊張を引き起こします。自分の本質から遠ざかってしまったら、私たちの本質はそこに戻ろうとしていろんな反応を起こすはず。


それがある人には腰痛となって現れたり、ある人には皮膚炎となって現れたりと様々です。


私には幼少期から皮膚に現れる不調というのもあり、頭皮や耳など皮膚に炎症を頻繁に起こしていました。思春期はニキビ、大人になってからは日光湿疹で辛い体験をしました。


でも、その後アーユルヴェーダに出会い、「何をどのように食べるか」を意識し始めると、日光湿疹がビックリするほど良くなったんです。


アーユルヴェーダではピッタという火のエネルギーが増大しているときは、辛味、酸味、塩味は控えるべき味に分類されるのですが、当時の私はその全てを過剰にとっていたんです。さらに激しい運動、刺激物なんかも控えた方がいいのに好んでいました🙈


そして不規則な生活で寝不足やらストレスやら... 病院に行って薬をもらっての繰り返し。良くなるどころか自ら悪化させていたんですね🙈

(*ある時期の影響というより私の場合は長期間蓄積されたものが原因だと思います。)


アーユルヴェーダの知識を生活や食事に取り入れるようになってから皮膚トラブルもグッと減り、自然と何が自分にとって心地良い状態なのかを選択できるようになりました。


食生活だけを整えていてもこうはならなかったはず。じゃあ一体何が必要だったか。それは「自分に思いやりを持つこと」です。それは、「好きなことをだけをやる」ことや「自分を甘やかす」こととはちょっと違います。自分自身を良く観察し、アンバランスになっている部分を考察したり、何がその原因だったのかを見て行ったり、補ってあげたりと手をかけてあげます


そうしていくと、自分の中のものの見方、考え方、捉え方、認識が変化し、その受容体である自分自身の心とからだが変容していきます。


「本来の自分から離れてしまっている感覚」をしっかりと受け取ってあげます。たぶん、心とからだはたくさんそのサインを出してくれていたはずだから、それを感じ取れるようになる土台をアーユルヴェーダの知識を借りてととのえていきましょう。


エクササイズをひとつ。自分が好きなこと、楽しんでできること、得意なこと、リラックスしている瞬間のことを思ってみてください。


そして今度は反対に、苦手なこと、楽しくないこと、避けたいこと、緊張する状況を思ってみてください。


それは自分の本来のドーシャバランスを知るために大切な感覚です。そしてそこに大事なヒントがありますよ。


アーユルヴェーダの本やサイトに良くある「○○タイプの人はこれを食べるといい」や、「○○タイプの人はこれは食べちゃダメ」などの情報は参考になるかも知れませんが、どうかそれに取り込まれ過ぎませんように。まずはそれぞれのドーシャの特徴を理解することを大切にしてください。


「私は○○タイプだから」という決めつけをせずに、移り変わる自分自身のドーシャバランスや性質を観察する人でいてください。自分への思いやりを持って、自分自身を癒す存在でいてください。


6月の予定


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(*脈診、望診、触診などの診断はできません。アーユルヴェーダのセラピストが行える範囲での体質相談となりますのでご了承ください。)


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今月は下記の日程でオンライン(zoom)ヨガクラスを開催予定です。


  • 11日(金)21:30〜

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