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執筆者の写真Hiromi

4年経ちました

 あっという間に11月になりました。霜月とも呼ばれる11月ですが、雪待月という呼び名もあるそうです。北海道に住んでいると、「ついに本格的な寒さがやって来る」と、ちょっとした覚悟がいる季節なのですが「雪が降るのを待つ月」と言われると、少しゆったりとした気分になりますね。


 私は現在アヌクローシャというサロンでアーユルヴェーダのトリートメントやプライベートのヨガクラス、講座などの活動をしていますが、先月10月に4周年を迎えました。


 プライベート・サロンというかたちもあり、いらっしゃる方はもともと繋がりのある方だったり、ご紹介いただいたりがほとんどですので、4年間続けてこられたのもこうしたご縁の賜り物だと、みなさまに心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。


 大好きなアーユルヴェーダとヨガに日々関われている事が嬉しいし、とても有難いです。


 ヨガに出会って18年、アーユルヴェーダを学び始めて10年。今回こうして振り返ってみて「何でヨガをはじめたんだっけ?」、「あれはいつの事だったっけ?」など過去を辿ってみていろんなことに気付きました。


 運動嫌いだったのに、「ヨガならできそうな気がする」と当時の私は思ったんです。そしてやってみると、インストラクションの声に動きを合わせてはいても、誰と比べるでもなく、ゆっくり自分と向き合う感覚や、深い呼吸が全身を巡る感覚がとても気持ちが良くて、だんだんヨガにハマっていったのでした。

 それが今でも続いているって事に自分でも驚きです。もともと飽きっぽい私がどうしてだろうと。


 そしてヨガからのアーユルヴェーダ、生き方としてのヨガの学びを深める中で出会ったヴェーダンタ。これらが根っこでは全部繋がっているという事が興味深く、これが今の私のベースになっています。


 最初のきっかけは運動不足や不摂生による体調不良を何とかしたいというものでしたが、ヨガやアーユルヴェーダに出会ってからの人とのご縁や自分自身の興味関心が向かうその矛先、そして意識の変化はとても大きく、そこから目の前にやってくる知識は「そうか、私はこれが知りたかったんだ。」という気付きを与えてくれるものばかりでした。


 何か今回の人生において、またはそのずっと前から抱いてきた疑問や不安への”答え合わせ”のようなものを感じずにはいられません。


 アーユルヴェーダは「始まりがなく終わりがない」と古典書に書かれています。この世にまだ病が存在しなかった遥か古の時代から、時を経て人々の間に苦しみが生まれました。この苦しみから人々を何とかして救いたいという聖仙(リシ)たちの慈しみによって感知された知識がアーユルヴェーダです。


 伝統の学びの中でふと、不安や疑問が出てくることもあります。この先どのように学びを進めたらいいのか、自分の学びが一体どの段階にあるのか。そんな疑問が頭をよぎる時、この師ことばが光の方へ導いてくれます。


「いつまで学ぶか? その問いがなくなるまで。その疑問が出てこなくなるまでだよ。」


これからもずっと、私が意図する方向へ進んで行けますように。


11月の予定


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