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  • 執筆者の写真Hiromi

おおきな木

「おおきな木」という絵本を知っていますか?

シェル・シルヴァスタイン作の少年の成長と、それを見守る木の物語です。


原題は「The Giving Tree」。アメリカで1964年に出版されたものです。


以来ベストセラーの絵本なので、子供の頃に読んだ、あるいはお子さんに読み聞かせした、という方も多いかもしれません。


10年ほど前に村上春樹の新訳版が出ているらしいのですが、私はそちらを読んだことがありあません。


先日実家に帰省の途中に寄った森の中の静かなカフェで外の景色を眺めていたら、この絵本のことを思い出し、また読みたくなりました。


何度読んでも泣ける絵本ってありますよね。これもそう。で、また泣きました。


絵本の内容を少しだけお伝えすると...


少年と木は仲良しで、いつも一緒です。少年は木のことが大好きですし、木も少年のことが大好きです。


少年の「これがほしい」、「あれがほしい」、「〜だから○○が必要」という要望に、木は「ここで眠りなさい」、「わたしの実をとって売りなさい」、「わたしの枝を切って家を建てなさい」と、愛情深く、何でも与えます。

 

葉がなくなっても、果実がなくなっても、木は幸せでした。大好きな少年に与え続ける木。


そして月日が経ち、大人になった少年が「遠くに行きたい」と言い出したとき、木は自らの幹を差し出し「これで船を作りなさい」と言います。「そして木は幸せでした。でも...」と続きます。


この絵本は少年と木の関係を題材にしているのですが、まるで私たち人間と地球の関係のことのようです。私は自然とそう思ってしまいます。


与え続けてくれている木

与え続けてくれている地球


何があっても、どんなことをされても、奪われ続けても、傷つけられても、ずっとずっと与え続けている地球。私たちに必要なものを、ずっとずっと満たし続けてくれている地球。


物質的な物だけではなく、大切な気づきを与えてくれるのも地球。


その気づきが小さな一歩となり、行動が変わり、これからが変わるようにと、私たちはこの慈悲深い、大いなる自然にずっとずっといわれ続けているんですよね。


見て見ぬふりはもうできないな、と感じます。


私たちを取り巻く自然界の全て、もっと大きなくくりで宇宙そのもの。

それが大きな宇宙(マクロコスモス)。そして私たちは小さな宇宙(ミクロコスモス)。


これがアーユルヴェーダのとらえる世界観です。


全てのものに存在する、地・水・ 火・風・空の5つの元素。私たちのからだにも同じように存在している源。私たちが外側のものとばかり思っているものは、実は私たちの内側に同じように存在しています。 私は環境保護活動家ではありませんし、地球温暖化を防ぐためにこうしよう、ああしようと、発信していく立場でもありませんので、私という単位で自然への恩返しをしつつ、ヨガやアーユルヴェーダを通して、私の立場で伝えられることを関わりのある身近な方へ伝えていこうと思っています。


与えてくれている存在に気づくことの大切さもそう。絵本のおおきな木と同じような存在って、すぐ近くにあるものです。


【4月のお知らせ】

今のところ、状況を鑑みてワークショップ等の予定はございませんが、サロン、ヨガクラスともに通常通りです。対面でのレッスンになりますので安心・安全を心がけて参りますが、キャンセル等はご参加の方の判断に委ねております。


不眠や不安感による体調不良などが出る方も今後増えていくと思いますので、セラピーとしてのヨガ、トリートメント、アーユルヴェーダ・ベースの健康相談なども行っております。遠慮なくご相談ください。


月2回のヨガのレギュラークラスは下記のスケジュールです。


4月8日(水)14時〜15時

4月22日(水)14時〜15時

料金:2,000 yen (割引チケットあり)

場所:Studio Aura(札幌市中央区大通西23丁目2-25ラメール円山1F)

ご予約は下記のアウラHPの予約フォーム、または、morroccomint@yahoo.co.jpまでどうぞ。

*サロンでのプライベート・ヨガクラスはご希望の日時をお伺いしてからスケジュールを決めておりますのでまずはお気軽にご連絡ください♫

(通常10:00〜19:00の間でスタート、クラスは60分と90分です)

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