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  • 執筆者の写真Hiromi

出せるからだになる

更新日:2021年7月5日

 文月を迎えました。 2021年も半分が過ぎたなんて、時間の流れが早いのか遅いのか、もうなんかよく分からなくなってしまっていますが、季節は順番に確実に巡っていますね。


 北海道は自然界の豊かな青々とした色味が山にも空にも広がり、大地からの恵みも美味しい、本当に良い季節です。

 ちょっと運動すると汗ばむくらいのこれくらいの気温がちょうど良く、気持ちいいな~と朝ヨガの練習をしながら思います。


 そう、ウォーキングしたり、ヨガをしたりしてうっすらと汗をかくくらい、体力の半分程度。これがアーユルヴェーダで言われている運動の適量なんです。


みなさん、そんな感じで汗、出せてますか?


 アーユルヴェーダでは老廃物のことをマラと呼び、おもに汗、尿、便の3つをいいます。これらが”正常に排泄されている事”が健康の基準のひとつにも数えられています。


 汗、尿、便、みなさん正常に出せていますか? そもそも正常って何? ってなる方もいらっしゃるかもしれませんし、サロンでお会いする方の中にはこれらの排泄がスムーズじゃない方も多くいらっしゃいます。


 トリートメント前にお話を伺っても便秘している方が多いです。アーユルヴェーダでは1日1回の排便が正常と考えますが、1週間に2~3回の方もいたり、出ていても硬かったり、沈むような便(毒素が溜まっている時の便の状態)だったりの方も。


 そして外気温が上がっていたり、運動量が多いのに汗がかけないのは自律神経の乱れによる場合も多いです。冷房の影響による冷えやストレスなどに晒され続けると、不調はいろんなところからやってきます。


 栄養を摂ることや適度に動いて筋力をつけることは健康維持のために必要なことですね。でも、もっと大事なのは「出しやすいからだ」を作ることだと私は思っているんです。


 「からだに入れるものに気をつければいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、それはそうですね。食べるものや、化粧品や洗剤などの類も、もちろん自分のからだと環境に優しいものを選びたい。なのでそこをベースに置いていきましょう。でもね、今の世の中、からだに毒を一切入れないってとっても難しいことです。


 全てを自給自足で賄えるならまだしも、忙しかったら外食や調理済みのお惣菜のお世話になることだってあるでしょう。いただきもののお菓子やお中元の加工品の内容表示を見て、「○○が入っている、○○も入っている、これは食べられない!」なんてやっていたらキリがないですよね。


 でも、日頃から消化力を上げ、老廃物をきちんと出せるからだにしておけば、多少の毒を入れたってさほど悪影響はないんですよってことなんです。出せるからだを作っておけば、コンビニ食やファストフードだってちゃんと消化されます。(ただし、その食べ物を摂る事に対して恐怖心や罪悪感があってはせっかくの正常な消化力も弱ってしまうということはどうぞご注意くださいね)


 以前の私は、体質に合わないものや、からだにあまり良くないものをたくさん摂っていて、さらにライフスタイルもとても乱れていたので、老廃物を上手く出せないタイプでした。


 その結果便秘や肌荒れや吹き出物、冷えなどにずっと悩まされていました。睡眠の質の悪さや、首肩周りの凝りなんかにもそれが出ていたと思います。経血もドロっとした塊のようなものが出ていたり、日光湿疹でも長いこと辛い思いをしていました。


 要らないものが正常に出せるようになると、体の巡りが良くなり冷え、肌質の改善、からだの軽快さ、身体の中の詰まりが抜けたような快適さを得られるようになりました。

ちょっとの物音で目が覚めるようなこともなくなり、ぐっすり眠れるようにもなりました。(あくまで私の場合の変化です)


出せるからだになるために、まずは、


  • 自分の消化力に見合った食事をすること

  • 適度な運動を心がけること

  • リラックスできる環境を整えること


この3つを意識してみてください。


 消化に重い質の食べ物は未消化物を生んでしまいます。消化力は個人によって異なりますので、食事量も自分にとっての適量を知ることが大切です。また、自分の体力に合わないような運動のし過ぎ、汗のかき過ぎにも気を付けましょう。大切なオージャス(私たちの活力の素のようなもの)が減ってしまいます。そしてリラックスできる時間を持つことがとっても大事。


 日中の仕事のストレスやからだの緊張を緩める時間を持つことが、毒素の排泄のサポートになります。人って知らないうちにたくさんの緊張を抱えてしまっているので、これが「出せないからだ」の間接的な原因になってしまっていたりします。そして、未消化物をこころに溜めないためにもリラックスって大切です。


 「汗、尿、便の排泄がうまくいってないな~」という方はこの辺りをちょっと気をつけてみてください。それでも何かな~という方や、出せるときと出せないときの波があるんだよな~って方にはアーユルヴェーダのトリートメントや日々の過ごし方を見直すセルフケア、ヨガがとっても役に立ちます。

 アーユルヴェーダのアヴィヤンガというトリートメントはオイルが体の外側から内側へアプローチし(表皮から入ったオイルは骨髄まで浸透します。)、組織を滋養し、分散していた憎悪したドーシャを液化して中心部へ集め外へ出しやすくします。そして、その後発汗法を行うことでそれを排出します。


 セルフケアはご自分の不調にあったものを続けることが大切です。そして不調が改善された後も続けることで健康維持に役立ちます。簡単なセルフケアもたくさんありますよ。


 ヨガは身体強化やアーサナによる発汗や腸の蠕動運動の促進にももちろん良いですが、ここでアプローチしたいのはヨガの練習を通しリラックスを高めるということ。呼吸法やリラックス系のヨガの練習で副交感神経を優位に導き、「出せるからだ」を作る手助けをするんです。


 「柔軟性がないから」と敬遠されたり、難しいポーズのイメージが頭をよぎり、つい苦手意識を持たれがちなヨガですが、ご自分のからだの特徴に合わせた、やさしいヨガをするだけで十分です。マスク生活で呼吸が浅くなりがちな今こそ、リラクゼーション重視のヨガをしてみて下さいね。


 アヌクローシャではこれらすべてを個人の体質を見てサポートさせていただいております。「出せるからだ」になりたいと思ったら、ぜひお気軽にご相談下さいね。


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(脈診、望診、触診など診断はできません。アーユルヴェーダのセラピストが行える範囲での体質相談となりますのでご了承くださいませ。)

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